高みを目指せ！！組子職人への道

　この全国建具展示会　福岡大会ではもう一つ楽しみなことがありました。

それは人と人との出会いです！展示会を始めて見に行ったのが第４３回の静岡大会。

独学で組子をやってきたので全国レベルの作品を見て自分のレベルを知るのが目的でした。

組子は６０歳くらいの親方がこつこつと作っていると勝手に思い込んでた自分・・・。

総理大臣賞　カナザワ建具の金澤良一さん　当時３１歳

文部科学大臣賞　川口木工所の川口博敬さん　当時３２歳　僕当時３２歳・・・。

実際は同世代の凄腕職人さんが・・・自分の見たことのない技術を駆使して・・・ものすごい精度で作品を作って・・・

展示会の上位を占めていました・・・。ほっぺたを平手でパッシーンと叩かれたような感覚に陥りました。


　第44回　秋田大会　自分もチャレンジしてみました。照明やら衝立やら小物しか作ったことがなかったので

初めての加工の連続・・・。組子を教えてくれる人もなく、分からないことを聞く人もいなく結構大変でした。

秋田大会で愛知の川口さん、千葉の嶋野さんにお声を掛けていただいて秋田の居酒屋で飲みました。

その席でお二人の組子に関する技術の話などを聞いていると組子に対する熱い気持ちを感じることが出来ました。

お二人のお話しを聞いているとかなり下降気味だった自分の組子に対する気持ちもまた盛り上がってきました。

初めて組子の話しができていろいろと教えてくれる同世代の職人さんに出会えた喜びはいまでも覚えています。


　第45回　岐阜大会　そこでは川口さん、嶋野さん、福島の金澤さん、茨城の上野さん、鹿児島の佐藤さんと

一緒に飲むことが出来ました。ここでも組子に対するみんなの熱い気持ちがとても刺激になりました。

会場では現代の名工　新潟の渡辺さんにたくさんのお話を聞くことが出来ました。


　第４６回　福岡大会　尊敬する同世代のスゴ腕組子職人達とモツ鍋宴会。ホントに楽しかった！！

そして、僕の母校である宮之城高等技術専門校の先生と後輩達が校外研修で展示会に来場！

僕に木工を教えてくれた米蔵先生との再会。後輩には「がんばってください！」と激励の言葉をもらいました。

そしてFACEBOOK上で建具組合青年部の企画運営委員長の大森さんが立ち上げたグループの

メンバーとの出会い。理事のみなさんとはお忙しそうでお話しする時間は余りありませんでしたが

たくさんのメンバーとお話しすることが出来ました。

三年連続で全国大会一部に出品して得たものは「人と人とのつながり」でした。

これからも「人と人とのつながり」を大切にして高みを目指してがんばります！！


全国建具組合連合会　青年部　会長を始め理事の方々と金澤さんと撮影　

次回は組子障子「雲竜」　製作裏話します！